プレミアリーグ チェルシー戦@スタンフォード・ブリッジに関するメモ -全てが嘘になる-

Stats

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出所)WhoScored.com

https://www.whoscored.com/Matches/1190253/Live/England-Premier-League-2017-2018-Chelsea-Manchester-City

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  • 前半はボールを支配しつつ、モラタ、アザールから危険な場面も発生する、緊迫感のある試合
  • モラタの負傷交代前辺りから、ボールを支配し、失っても速いネガトラで封鎖、高い位置からのプレスで回収、と、試合をコントロールできるようになる
  • とはいえ、決定機はさして作れず。チェルシーの堅牢さが際立つ。

 

戦術分析

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  • 指摘されているように、ボール保持時のシティは3-2-4-1にシフト。
  • ザネー、スターリングが高く張って相手を押し込み、ウォーカー、デルフはジーニョが数的不利に陥らないよう、中央に絞ってサポート。(場合によって変わるが、主にデルフが前にいた)
  • デ・ブライネとシルバは空いたサイドでボールを持つ。シルバはあからさまに右サイドに寄って、数的優位を形成しようとしていた。

 

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  • にゃんこ先生ことカイル・ウォーカーは、デ・ブライネをフリーにしつつ、アザールからのカウンターを抑えるという役割を、器用に果たしていた。

 

  • 逆サイドの学び続ける男は、2試合連続で左サイドバック兼実質ボランチとして出場
  • 最初、左奥を突破されても全く左に戻らず、オタメンディが釣り出されてそりゃまずいだろと思ったが、随所に無理の効く身体、それなりのキープ力を披露し攻守に活躍
  • 関係ないが、私はデルフを結構足が速い選手だと思っていて、それが私だけでないのはPES STATS DB(海外のウイイレEDITサイト)でも然りなんだが、左に入ると、後ろ向きで追いかけるときだけ妙にドタバタして遅いのだった

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  • 後半、コンテは5-3-2から5-4-1にシフト。同時に、DFがよりこちらに食いつくようになる
  • ただし、これでよりスペースができやすくなってしまったように思われる。シルバのチャンス(アロンソにブロックされた)は、スターリングにケイヒルか誰かが食いつき、DFラインからのパス一発で裏を取られたところから。
  • モラタの代わりに入ったウィリアンはコンディション最悪で、突破はできないわ、ボールは失いまくるわ、FKは壁に当てるわと苦しい状況だった
  • そして、デ・ブライネのミドルで先制

  • これは私も同意で、とくに終盤右→中央→左でアロンソがボールを持つも、ウォーカーに劣勢だったシーンが頻発しており、アザールだったらちょっと違ったかなという気もする 

 

相手の目線から

  • 私の限界で、相手側はなかなか集中して見れないのだが、チェルシーは非常に堅固だった。
  • 決定的なチャンスはほとんど作れず、デ・ブライネのスーパーゴールがなければ引き分けだった可能性は十分ある。
  • モラタとアザールは、前者はストーンズを交わしたシーン、後者はジーニョとウォーカーの前目の潰しをすり抜けるシーンなど、数は少ないとは言え一点あり得る状況を作っていた
  • 戦術的に劣勢を強いられても、最小失点差、運によっては勝ち点も、という状況まで持ち込める耐久力はさすがチャンピオンというところ
  • ペレグリーニになったくらいから、チェルシー戦が1年で一番楽しく緊迫した試合に思えるんですが、どうでしょう。

 

より広い文脈から

 

 

その他

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