【検証】何人の選手でプレミアリーグ全チーム所属は達成できるのか
これの筆者から「プレミアでヤッてよ」と、人気声優のリアル彼氏みたいなことを言われたので、やってみた。
※現役選手縛りだと苦しいが、2000年代に戻るのもダルいので、“2015年(3年前)までは現役“だった人に絞ってみました。まあ1人以外は全員現役なんだが。
- ウェイン・ラウトリッジ Wayne ROUTLEDGE
カーディフ、クリスタル・パレス、フラム、ニューカッスル、トッテナム
イングランド名物、U21まで天才だったんですけどねえみたいなウィンガー。古くは2004/05シーズン、クリスタル・パレスと共に昇格し、チームは降格したものの自身は個人残留。ただ移籍したのが若手を腐らせるプロ(当時)だったトッテナムということで、その後長らく2部とプレミアの境をさまよっていたが、2010年代はスウォンジーに落ち着いた。この人が偉いのは、上記の5クラブに加えて、スウォンジー、ヴィラ、ポーツマス、QPRと「ちょっと前までいたよね」という面子を積み上げまくっていることである。5クラブで今回堂々の1位。まあ嬉しくもなんともないだろうけど。
- トム・クレヴァリー Tom CLEVERLEY
エヴァートン、レスター、マンチェスター・ユナイテッド、ワトフォード
一時期はまんゆでもレギュラーを奪いそうだった貧乏人のイニエスタ。ミドルは良かったよな、ミドルは!と言おうと思ったんだけど、それはダロン・ギブソンでしたね。昔、U21代表の試合で、トップ下ダニー・ローズ、右にヘンダーソン、ボランチにクレヴァリーっていうすごい並べ方されていた記憶がある。ごめん、それ以外あんまり言うことないわ。
- ニコラ・アネルカ Nicolas ANELKA
アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ
アネルカ先生、満を持しての登場。1人でこの4チーム制覇はあまりにも貴重である。まあシティにいたのは弱かったときなんですけどね。アーセナルでは10代にして今のムバッペ的大活躍をし、レアルでハブられ、リヴァプールでリハビリをし、シティで調子を取り戻し、ケヴィン・キーガンと喧嘩してトルコでダラダラ過ごし、ボルトン(!)で再復活してからのチェルシーで得点王。
- タル・ベン・ハイム Tal BEN HAIM
何が良いんだか昔から全然わからんが、プレミアで長年重宝されてきたユダヤのマルディーニ。主にディフェンダーなところがマルディーニと似ている。この他にもサンダランド、ポーツマス、QPR、ボルトンと渡り歩いているが、みんな揃いも揃って落ちたら落ちっぱなし、何ならQPR以外は3部落ちしているところばっかりなので、せっかくの経歴をさほど活かせず。そしてシティ時代の印象、まったくない。ごめん。
- マーカス・ベント Marcus BENT
エヴァートン、レスター、ウォルヴァーハンプトン
イングランドサッカー界屈指の旅人。ただし、今回はブラックバーン、チャールトン、バーミンガム、ミドルズブラ、QPRといった面々がいずれも下部落ちしているためせっかくの経歴も活かせず。こんなに渡り歩いたのに貢献しているのはウルヴズだけです。でかい胸筋と意外に柔らかいテクニックで私は将来代表もありうるぞと思っていたが、結局かすりもせず。私の見る目。
- ライアン・バートランド Ryan BERTRAND
貴重なボーンマス枠。ボーンマス、ブライトン、ハダーズフィールドは3部以下にいた期間が長いので、この3つをどう埋めるかがこのゲームの鍵なんですけど。一昨年頃は盛んにシティ移籍の噂が叫ばれたが、結局残留。トッテナムのローズと並んで、年齢的に最後の昇給のチャンスを逃してしまったと言えよう。
- デイヴィッド・エドガー David EDGAR
貴重なハダーズフィールド枠。DFの便利屋。Wikipediaで見たらアイスホッケーでもNHLのドラフトにかかりそうな腕前だったらしい。どうでもいい情報で申し訳ないが。
- オリヴァー・ノーウッド Oliver NORWOOD
ブライトン、フラム、マンチェスター・ユナイテッド
貴重な()。まんゆのアカデミー育ち。ごめんもうほんと印象ないわ。ただ、まんゆをクビになってもしっかり2部で活躍している辺り、さすがはまんゆ物件という貫禄を感じさせる。まんゆの偉いところは、例えベッカムたちのあとに主力中の主力がさほど出てこなくなっても(それでもフレッチャーやラシュフォードは立派だが)、こうしてイングランドの下部リーグをしっかり支える人材を排出し続けていることであろう。
ということで、8人です。挑戦者求む。