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2015/16 マンチェスター・シティ 選手別レビュウ vol.2

AMF

ダビド・シルバ:3

ティファンというのは「シルバの調子が悪い試合」というのに慣れていないわけですよ。出しとけば大体何かしてくれるという経験しかない。

然るに今年のように何もできずに下がったり、あるいはミスパスを連発したりという試合があると、他の選手以上に驚くというか、他の選手よりハードルが高くなっているきらいがあるが、ナスリとデブライネは怪我、ヤヤは不調で、一緒に打開策を考えられるのがアグエロしかいなかったという事実には情状酌量の余地があろう。デブライネ復帰後は、速攻遅攻を使い分けるための鍵として左サイドで奮闘。怪我が惜しまれる。

 

 

 

■ケヴィン・デブライネ:5

「ナスリに毛が生えたやつ」とか言ってすみませんでした。一人でドリブル突破するとかキープ力がずば抜けているとか、そういうわけでは無かったが、「とにかく何とかする」という実効性の高さ、安定感は、ここ15年のシティでも1番ではなかったか。アグエロだって、結構簡単なの失敗しますからね。中央で使って何ぼだというのはよくわかったが、来シーズン、ペップがどう活用し、どんな選手になるかとても楽しみ。

 

 

ヘスス・ナバス:4

「ナバスはクロスが下手だ」というが、本当にそうか。

まずもって「狙ったところに蹴ることが出来ない」という意味の下手ならば、本当の下手はこんなものではない。グロンキアとか。グレン・ジョンソンとか。チェルシーの右サイドやべえな。

結局、「クロスが有効では無い」、つまり狙ったところが悪いとか、タイミングが悪いとかいうことなら、確かにナバスのクロスはよく流れていくし、DFにぶち当てるのも多いので、かかる批判ももっぱら間違いではあるまい。しかしそもそも的が少なすぎるという問題も考慮されて然るべきだ。アグエロは小さく、イアナチョはエリアの外。ボニーは常に遅れている。ジェコがいればこれほどまでに低い評価は、、、いや、ごめん。グロンキアの話がしたかっただけだった。安定して良かったです。お勧めです!4点!!

 

 

サミル・ナスリ:2

シーズンの大半は怪我で不在。主な仕事はリハビリの片手間に髪を染めることだったが、これもまた評価が分かれる選手だよね。今年のように居ないときは、シルバを助けるプレーメーカー、ポゼッションの回復役として不在が惜しまれるわけだが、一方でバルサバイエルンみたいなトップクラスと戦うとそもそもボール保持時の質という、ナスリの(一般論だが)一番の売りの部分が通用しないということもまた我々は知っている。

契約はあと3シーズンあるわけだが、償却は大半終わっているから売ればほとんど純利な一方、ポゼッションを支える人材としての力は確かでもあり。難しいところ。   

http://media.gettyimages.com/photos/samir-nasri-of-manchester-city-wearing-a-denim-jacket-after-the-picture-id529432288

 

 

ラヒーム・スターリング:2

一部のリバプールファンのアイドル。未だ持って何がそんなに悪かったのかよく判らないが、今シーズンは行く先々で怒られてばっかり。

開幕からレギュラーに定着し、最終的には全コンペティション通じて11得点。とくにカウンター中心で戦ったCLでは(途中まで)大いに活躍した。一方、スペースを閉鎖されると仕事が出来ず、パスの精度不足やフィニッシュの粗さが目立った。徐々にコンディションを崩し、怪我から復帰以降は試合に出てもほとんど何もできずに終了。少々厳しい評価だが、来シーズンにも後を引きそうなので2点としておく。

 

 

■ベルサント・ツェリーナ:3

リーグ戦1試合、カップ戦3試合出場。チェルシー戦を除けば顔見せ程度だったが、レスター戦では正確なクロスでアシスト1つ。一方で、スタメンだったチェルシー戦では噂のスキルをほとんど見せられずに終了。まあ今月新たに4年契約を結んだので、それなりに期待はされていそう。

 

 

■マヌ・ガルシア:4

リーグ戦1試合、カップ戦3試合出場で1得点。イニエスタと昔のスティーヴン・アイルランドを足して割ったようなMFで、攻撃面ではある程度やれるところを見せた。グアルディオラは好きそう。

 

 

■パトリック・ロバーツ:4

ちょびっとだけ出て冬にセルティックに18カ月の長期ローン。セルティックではリーグ戦12試合7得点と爆発しており、まあ動画を見るとスコットランドなのでお察しなところもあれど、明るい未来が待っていそうな予感はする。

基本的には中央切りこんで左足ミドルorワンツー、もしくはLBの裏に抜け出しの2パターンしかないので、芸を増やすのは大事。でもシーズン初めの「この人Youtube以外で活躍すんのかな」という印象は無くなりました。頑張ってね。

 

 

■ブランドン・バーカー:--

チェルシー戦で途中出場した左ウィンガー。スピードがあるのはよくわかったが、基本的にボール持ってないときはライン際で突っ立っていた。そらコラロフも困るよ。面白い選手なんだろうけど、「ナバスはバーカーのスパイクを磨いてろ」とか言っちゃう人は(いや本当にいるのよこれが。現地ファンで)ちょっと頭冷やした方が良いと思う。クネクネしているが、佇まいは格好いい。

 

 

FW

セルヒオ・アグエロ:4

アグエロがチームにいるというのは、ちょっとランクが違う女の子と付き合っちゃったときによく似ている。ちょっと不貞腐れたところが見えると、乗り換えられるんじゃないかとびびっちゃったり。ちょっと足が痛そうにしていると過剰に心配してしまったり。誇らしい一方で、いちいち気が気で無いわけだよ。ということで今年も心臓に悪い1年であった。コンディションは最終盤まで割と低調。予定通りの怪我。本気出したときの手のつけられなさも昨年やや落ちていたが、1試合1点着実に稼ぐ安定感は健在であった。コパは、、、仮病使わない?

 

 

ウィルフリード・ボニー:1

ファンブログの「対戦相手のファンに聞こう!」コーナーでとあるスウォンジーファンが語ったように、「30試合出せば結果は残す」んだと思うよ。そうなんだろうよ。でもそこまで使おうと思わせるには、余りにも満たすべき条件が多すぎた。

要するにこの人は、周りにセットアップしてもらわないとダメなのね。外や奥に走って味方のために時間とスペースを作るような、ジェコがやっていたような(出来ていたかは微妙だが)仕事も、運動量とスピードの無さゆえに果たせず。ボールは収まったが、最終的にはあらゆる局面に間に合っていなかった。そしてフィニッシュはイップス

シーズン最終盤には、アグエロ依存を懸念しての最後の戦力化が試みられたが、パフォーマンスは向上せず。残念でしたね。まあサンタクルスとか、ベンジャニよりはマシだったよ。そう言われても嬉しくないだろうが。あとはまあ、プライベートにとやかく言うのも何だが、避妊はした方がいい。

 

 

■ケレチ・イアナチョ:5

ガスパッチョの親戚。ナイジェリアから来た。本人曰く名前の読みは「Ian Nacho」。プロとしてのデビューシーズンだったが、最終的には35試合14得点。まさかこんなに取るとは。文句ないです。

ぶっちゃけ中堅以上には何が通用しているのかよくわからんのだが、エリア内でのポジション取り、フィニッシュの冷静さは素晴らしく、今のところ実効性のある貢献としては「とにかく点を取る」ことに特化している。本人はボール触りたがりなので、トップ下どころかボランチにすら降りてくるんだけどね。あとびっくりする位コメントが真面目で、全然笑わない。目はガンギマリ。どうかそのまま成長してくれ。

来シーズン以降の課題としては、後半戦で明らかになったミスパス症候群と、徐々に出てきたエゴの消化か。アーセナル戦でDF2人相手に3人でカウンターを仕掛け、ドフリーのナバスを無視してショボいシュートを放ったときは力が抜けた。あれボニーがやってたらえらいこっちゃで。あとは、モラタみたいに役割の幅が広がるといいよね。

 

 

ダヴィド・ファウパラ:4

フランス人だから「フォパラ」の方が近い気もするが、ニューカレドニア系の名字っぽいという噂もあり、よくわからない。チェルシー戦で1得点。その他もテリーに股抜きをかましたり、サイズとスピード、ボールスキルをバランスよく持ったタイプに見える。